記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち
2025/02/10 06:24
オリーブオイルは、その品種によって香りや味わいが異なります。今回は、PAYSAGEで取り扱うエクストラバージンオリーブオイル「サレミ RE」に使用されているトンダ・イブレア種を中心に、その他の代表的なオリーブ品種についてもご紹介します。
トンダ・イブレア種の特徴
トンダ・イブレアは、イタリア・シチリア島のイブレア山地原産の品種で、エクストラバージンオリーブオイルの中でも特にフルーティーで香り高いことで知られています。青りんごやグリーントマト、アーティチョーク、バジルのような爽やかな香りが特徴で、甘みのある口当たりとともに、程よい辛みと苦みが感じられます。
このオリーブオイルは、トマトやチーズとの相性が抜群です。カプレーゼにかけたり、パスタや魚料理にひとさじ加えるだけで、料理の味を引き立てます。さらに、ポリフェノールを豊富に含んでいるため、健康にも良いとされています。
その他の代表的なオリーブ品種
オリーブオイルの個性は、品種によって大きく変わります。トンダ・イブレアと比較しやすいように、いくつかの代表的な品種をご紹介します。
コラティーナは、イタリア・プーリア地方で栽培される品種で、辛みと苦みが非常に強いのが特徴です。グリーンアーモンドや青バナナのような香りがあり、ポリフェノールを豊富に含んでいるため、健康志向の方に人気があります。肉料理やグリル野菜と相性が良く、濃厚な風味を楽しみたい方におすすめです。
フラントイオは、イタリア・トスカーナ地方を代表する品種で、バランスの取れた味わいが魅力です。ハーブやナッツのような香りがあり、辛みや苦みも適度に感じられます。パスタやスープ、ブルスケッタに使うと、その風味が一層引き立ちます。
レッチーノは、同じくトスカーナ地方でよく見られる品種で、クセが少なくマイルドな味わいが特徴です。香りも穏やかで、苦みや辛みが控えめなため、オリーブオイル初心者の方にもおすすめです。サラダやスープ、軽めのパスタ料理にぴったりです。
ピクアルは、スペイン・アンダルシア地方で多く栽培されている品種で、トマトの葉や青草のような香りが特徴です。濃厚でコクがあり、スパイシーで苦みが強いため、肉料理やトマトソースと相性が良いです。また、酸化しにくく保存性が高い点も魅力です。
オヒブランカは、スペインで広く栽培されている品種で、青りんごやアーモンドのような香りがあり、甘みが特徴的です。辛みや苦みが穏やかで、魚介類やサラダ、パスタ、さらにはデザートにも使えます。
アルベキーナは、スペイン・カタルーニャ地方で栽培されている小粒の品種で、バナナやナッツのような香りが特徴です。味わいは非常にマイルドで、クセがなく甘みがあります。デザートやヨーグルトにも使え、オリーブオイルの風味を優しく楽しみたい方におすすめです。
オリーブオイルの選び方
オリーブオイルを選ぶ際には、用途や好みに合わせるのがポイントです。フルーティーで甘みがあるものが好みならトンダ・イブレアやオヒブランカ、しっかりした辛みや苦みを求めるならコラティーナやピクアルがおすすめです。マイルドなものが好きな方にはアルベキーナやレッチーノがぴったりでしょう。
トンダ・イブレアは、その香りの華やかさとバランスの良い味わいから、幅広い料理に使える万能なオリーブオイルです。ぜひ、お料理に取り入れて、その違いを楽しんでみてください。
詳しくはPAYSAGEの公式サイト(https://www.paysage.jp)をご覧ください。