記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち

2025/02/28 11:14


ハンドメイドの陶器は、一つひとつ職人の手で作られるため、工業製品にはない個性があります。そのため、製造過程で生じる「不良ではない特徴」を理解し、陶器の魅力として楽しむことが大切です。

1. サイズや形のわずかな違い

手作業で成形・釉薬掛け・焼成されるため、同じ型でも微妙にサイズや形が異なります。手作りならではの温かみとして楽しめます。

2. 釉薬のムラや流れ

釉薬のかかり方によって色の濃淡やグラデーションが生じたり、一部に釉薬の溜まりや流れが見られることがあります。これは独特の風合いの一部です。

3. 小さな気泡やピンホール

焼成時に釉薬内にできる小さな気泡やピンホール(細かい穴)は、機能に問題がなければ許容範囲。陶器の表情の一つとして捉えられます。

4. 手描き模様の個体差

ハンドペイントによる模様は、一つひとつ微妙に異なります。線の太さや色の濃淡、デザインの位置の違いも、手作りの証です。

5. 素地のわずかな凹凸

陶土の性質や成形方法により、表面に小さな凹凸ができることがあります。これは手仕事の温もりを感じさせるポイントです。

6. 底面のざらつき

釉薬をかけない底面(高台など)は、ややざらつくことがありますが、やすりで軽く整えれば問題なく使えます。

7. 色味の違い

同じデザインでも、焼成温度や窯の位置によって発色が異なります。全く同じ色合いにはならないからこそ、一点ものの味わいがあります。

8. 焼き締まりによる若干の反り

高温焼成によるわずかな反りや歪みも、手作り陶器の特徴の一つ。使用に支障がなければ、個性として受け入れましょう。

手作り陶器の魅力を楽しもう

ハンドメイド陶器には、それぞれに個性があります。完璧な均一性を求めるのではなく、作り手のぬくもりや表情の違いを楽しみながら、自分だけのお気に入りを見つけてみてください。

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