記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち
2025/07/10 05:26
世界に誇る日本の「よしず」と「すだれ」
日本の夏といえば、蒸し暑さと強い日差し🌞
エアコンが欠かせない季節ですが、「自然の風で涼む心地よさ」って、どこかホッとしますよね。
そんなときに、静かに暮らしに寄り添ってくれるのが――
「よしず」と「すだれ」です。
これらは単なる日除けアイテムじゃなく、日本の気候や美意識から生まれた、
世界でも珍しい“暮らしの道具”なんです🍃
🪵 よしずとすだれの違いって?
一見よく似た2つですが、実は役割と使い方にちゃんと違いがあるんです👀
🔸 よしずは、ベランダや縁側に“立てかける”タイプ。
葦(あし)を編んで作られていて、外側から日差しを遮って、室内の温度上昇を防いでくれます。
まさに「家を守る壁」みたいな存在💪✨
🔸 すだれは、窓や軒先に“吊るして”使うタイプ。
竹や葦などを使って、和室の窓辺や間仕切りにもぴったり。日差しをやわらげつつ、目隠し効果もバッチリ🙆♀️
どちらも風は通して、熱は遮るというのが最大の魅力。
まさに、自然の力をうまく活かした“パッシブデザイン”ですね🌬️
🌍 海外にも似たものはあるけれど…
もちろん、海外にも自然素材を使った日除けはあります!
🌿 欧米では「バンブーブラインド」という竹のブラインドが人気だったり、
🌿 インドや中東では「リードシェード」という葦を編んだ日除けが使われていたり、
🌿 地中海地方では「サンシェード」と呼ばれる布の日よけが街角のテラスに広がっていたり…
でも、それらはどれも「機能重視」。
「季節を感じる」「陰影を楽しむ」――そんな感性が込められているのは、やっぱり日本のよしず・すだれならではなんです🕊️
🇯🇵 日本の「よしず・すだれ」が特別な理由
① 湿気と共に暮らす知恵
日本の夏は蒸し暑さとの戦い。
でも、よしずやすだれなら風を通しながら直射日光だけをカットしてくれるので、自然と室温がやさしく下がるんです🌾
② 四季を味わう美意識
すだれ越しに差し込む光、風で揺れる影、編み目から見える緑――
そんな「風情」や「余白の美」を感じられるのは、日本ならではの感性✨
③ 室礼(しつらえ)としての美しさ
すだれは、ただのカーテンやブラインドではありません。
障子や屏風と同じように、空間を整え、“暮らしのリズム”を生み出す道具なんです🏡
🍽️ 北欧食器&ポーリッシュポタリーとも好相性!
ちょっと意外かもしれませんが…
実は、よしずやすだれは北欧デザインの器やポーリッシュポタリーとも驚くほどマッチします💙
すだれ越しのやわらかな日差しに照らされた、ブルーや白の北欧食器。
ナチュラルな色合いのポーリッシュポタリー。
そこにあるのは、和と洋の垣根を超えた静かな美しさ。
自然素材の持つ素朴さと、手仕事のぬくもりが引き立て合うんです☺️
📝 まとめ:日本の“暮らしの道具”にこそ美がある
よしずやすだれは、単なる夏の道具じゃありません。
風と光をうまく取り入れる、日本の知恵と美意識が詰まった存在。
海外にも似たものはあるけれど、
“季節を感じ、心を整える道具”として愛されているのは、日本ならでは🍃
この夏は、エアコンだけに頼らず、
「すだれ越しの涼しさ」を、ぜひ暮らしに取り入れてみてください🌞
北欧の器やポーリッシュポタリーと合わせて、あなただけの夏のしつらえを楽しんでくださいね。
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