記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち
2025/07/09 05:19
イタリアには数多くの美味しいチーズがありますが、その中でもひときわ愛らしい存在が「ボッコンチーニ・ディ・ブッファラ(Bocconcini di Bufala)」。
名前の「ボッコンチーニ」は“ひと口サイズ”を意味し、「ブッファラ」は水牛。つまり、水牛乳で作られた小さなモッツァレラチーズです。イタリア南部、カンパーニャ州の名産として知られ、繊細なミルクの香りとジューシーでとろけるような食感が特徴です。
ボッコンチーニ・ディ・ブッファラとは?
モッツァレラ・ディ・ブッファラ(Mozzarella di Bufala)は、DOP(保護原産地呼称)で守られている伝統的なチーズ。その中でも、ボッコンチーニはひと口大に丸められたもので、サラダや前菜にぴったり。現地ではオリーブオイルやトマト、バジルと合わせた「カプレーゼ」などが定番ですね。
なかでも驚くのは、そのジューシーさ。ひと口かじると、中からミルクの風味がじゅわっと広がり、まるで生クリームのようなコクが口いっぱいに広がります。
どう食べる?おすすめの楽しみ方
ボッコンチーニは、シンプルな味わいだからこそ、合わせる食材や器によって表情が変わります。例えば──
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朝食に: ハード系のパンと一緒に。オリーブオイルと粗塩をかけて。
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前菜に: カプレーゼにして、冷えた白ワインと。
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温前菜に: グリル野菜と一緒にオーブンで軽く焼いて、香ばしさをプラス。
こういったシンプルで素材を楽しむ料理には、やはり器にもこだわりたいところ。
北欧食器やポーリッシュポタリーと合わせて
ミルキーで白いボッコンチーニは、ブルーやグレー系の北欧食器と相性抜群。例えばアラビアの「パラティッシ」や、イッタラの「ティーマ」。また、可愛らしい丸い形が映えるのはポーリッシュポタリーのオーバルプレートや「クラウドボウル」。
とくにクラウドボウルの柔らかい曲線にボッコンチーニを並べ、ミニトマトとバジルを添えると、まるで北イタリアの田舎風カフェに出てきそうな一皿に。
日本でも買える?おすすめ入手先
最近では輸入食材店やデパ地下、オンラインショップでも冷蔵で手に入るようになってきました。「Mozzarella di Bufala Campana DOP」と表記されていれば、本場の品質が期待できます。ちょっとお高めですが、その分、満足感はひとしお。
最後に:器と食材で、旅するような食卓を
北欧食器やポーリッシュポタリーの魅力は、料理を引き立てながらも、日々の暮らしに小さな非日常をもたらしてくれること。イタリアの伝統チーズ・ボッコンチーニと合わせれば、まるでヨーロッパを旅しているかのような食卓が完成します。
ちょっと特別な休日のブランチに、ぜひ試してみてください。
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