記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち

2025/06/29 05:45


イタリアを旅していると、パン屋から漂う香ばしい匂いに誘われて足を止めてしまうことがよくあります。グリッシーニ、フォカッチャ、カラサウ……。イタリアのパンは地域の風土や暮らしと深く結びつき、まさに「食卓の文化遺産」とも言える存在です。

今回はそんなイタリアのパンと、その魅力を引き立てる器――PAYSAGEセレクトの北欧食器やポーリッシュポタリーとの組み合わせにも触れながら、パンと器の豊かな物語をご紹介します。


🇮🇹 北から南まで――イタリアのパン巡り

◆ ピエモンテ州のグリッシーニ

スティック状の軽いクラッカー「グリッシーニ」は、前菜にぴったりのパン。プロシュートやチーズと合わせて、食卓のスターターとして愛されています。

👉 器のおすすめ:アラビアのプレートやプレート型の北欧トレイ
北欧のミニプレートやウッドトレイにグリッシーニを立てて盛り付けるだけで、ワインが似合うお洒落なアペリティーボに。


◆ トスカーナ州のパネ・トスカーノ

無塩の素朴なパン「パネ・トスカーノ」は、塩気のある生ハムや熟成チーズと最高の相性。味のバランスを器で引き立てたいパンです。

👉 器のおすすめ:ポーリッシュポタリーのオーバルプレート
手描きの美しい絵柄が、質素なパンの魅力を際立たせます。カットしたチーズやハムと一緒に盛りつけて、トスカーナの朝を再現してみては。


◆ サルデーニャ島のパーネ・カラサウ

紙のように薄い、パリパリの「パーネ・カラサウ」。オリーブオイルやハーブをかけて前菜にも、スープのトッピングにもなる万能パンです。

👉 器のおすすめ:スンヌンタイ(Sunnuntai)シリーズの平皿
明るいイエローが食卓に太陽を呼び込んでくれるスンヌンタイ。カラサウの質感とコントラストを成し、気分までサルデーニャの空へ。


◆ プーリア州のパーネ・ディ・アルタムーラ

ずっしりとしたデュラム小麦のパンは、食べ応えがあり、香ばしさも格別。トマトスープや豆の煮込みとよく合います。

👉 器のおすすめ:ポーリッシュポタリーのスープボウルとブレッドプレート
スープのボウルと、温めたパンを添えるプレート。落ち着いた絵柄が温かな煮込み料理を引き立て、まるで現地のオステリアの雰囲気。


🍽 パンの時間をもっと豊かにする器選び

イタリアのパンには、手をかけすぎない「自然体の美しさ」があります。そんなパンを受け止める器も、同じように素朴でぬくもりを感じるものが似合います。

PAYSAGEでは、そうした日常使いの美しさを大切にした器を多数取り扱っています。北欧のシンプルなデザインと、ポーランドの手描きの温もり。その両方が、イタリアのパンと不思議なほどよく馴染むのです。


☕ 朝食もランチも、おやつも

たとえば――
朝はミケッタにハムを挟み、ARABIAのカップに淹れたコーヒーと。
昼はカラサウをオリーブオイルとともに割ってサラダに。
午後はフォカッチャとポーリッシュポタリーのカフェオレボウルでカプチーノを。

「パンが主役の日」も、「器が主役の日」も、互いに引き立て合いながら日常の時間を豊かに彩ってくれます。


🍷 食卓から旅するイタリア

旅先で出会ったパンの味を思い出すとき、器がその記憶を蘇らせてくれることがあります。
食卓に並ぶイタリアのパン、そしてそれを受け止めるお気に入りの器――。それだけで、部屋の中に異国の風が吹き込むようです。

ぜひ、イタリアのパンをきっかけに、「食卓の旅」を楽しんでみてください。
PAYSAGEでは、その旅の道具となる器たちを、心を込めてご紹介しています。


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