記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち

2025/06/10 05:07


イタリアの伝統チーズは、それぞれに個性があり、料理の味わいを大きく左右します。パスタやリゾットはもちろん、北欧食器やポーリッシュポタリーのテーブルウェアに盛りつけるだけで、食卓の雰囲気も華やかになります。今日は、よく耳にする5つのチーズを比較し、それぞれの特徴とおすすめの料理をお届けします。


パルミジャーノ・レッジャーノ

産地・特徴
イタリア北部エミリア・ロマーニャ州を中心に生産され、DOP認証を受けた本物の「チーズの王様」。最低12か月以上熟成されることで、豊かな旨味とコク、ほのかな甘みを持ちます。

合う料理
パスタやリゾットの仕上げに削りかけるのはもちろん、スライスしてサラダにトッピングするのもおすすめ。口に含むとほろっと崩れ、芳醇な香りが広がります。
北欧食器やポーリッシュポタリーのプレートに、パルミジャーノを散らしたサラダを盛り付けると、一層華やかになりますよ。


ペコリーノ・ロマーノ

産地・特徴
ローマ周辺で古代ローマ時代から愛されてきた、羊乳製チーズ。塩気がしっかりとしており、キリッとした辛みが特徴です。

合う料理
「カルボナーラ」や「アマトリチャーナ」など、ローマ発祥のパスタには欠かせない存在。パスタに濃厚なコクをプラスしてくれます。
塩味が強めなので、サラダなどに使う場合は控えめに。


ペコリーノ・サラチーノ

産地・特徴
サルデーニャ島などで作られる羊乳製チーズで、ペコリーノ・ロマーノよりもマイルド。熟成期間が短い場合もあり、爽やかな香りが楽しめます。

合う料理
グリル野菜の仕上げや、ワインと合わせてそのままつまむのがおすすめ。ポーリッシュポタリーの小皿に、ペコリーノ・サラチーノのスライスをのせて、おつまみプレートにすると見た目も華やかです。


グラナ・パダーノ

産地・特徴
ロンバルディア州など北部イタリアで生まれたハードチーズ。パルミジャーノ・レッジャーノに似ていますが、ややマイルドで熟成期間も9か月以上と比較的短め。

合う料理
パスタやリゾットだけでなく、スープやサラダの仕上げにもぴったり。塩味や香りが穏やかなので、毎日の食卓にも気軽に使えます。


パルメザンタイプチーズ(粉チーズ)

特徴
日本で一般的に「粉チーズ」と呼ばれているもの。パルミジャーノ・レッジャーノではなく、アメリカやオーストラリア産のパルメザンタイプチーズが多く、国産のナチュラルチーズを使用していることもあります。

合う料理
価格が手頃で、パスタやピザにサッと振りかけられる便利さが魅力。普段の食卓に気軽に取り入れられる一方、特別な日には本物のパルミジャーノ・レッジャーノを使うと、香りと旨味の違いに驚くかもしれません。


まとめ:チーズを変えるだけで、食卓の風景も変わる

それぞれのチーズは、産地や乳種、熟成の長さで全く異なる個性を持ちます。特別な一皿にはパルミジャーノ・レッジャーノを。ローマ風パスタにはペコリーノ・ロマーノを。普段使いにはグラナ・パダーノや粉チーズを。こうした使い分けをすることで、料理はもちろん、テーブルウェアの楽しみ方も広がります。

当店PAYSAGEでは、北欧食器やポーリッシュポタリーの食器を通して、そんな食卓のコーディネートをご提案しています。ぜひお気に入りの器に、イタリアのチーズを合わせてみてくださいね。

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