記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち
2025/05/31 05:04
〜日常を豊かにするふたつのうつわ〜
食卓に彩りを添えてくれる器たちの中でも、根強い人気を誇るのがポーリッシュポタリーと北欧食器。
どちらも見た目の可愛らしさやデザイン性だけでなく、使い勝手の良さから「日常づかいの器」として注目されています。
でも、「どっちを選べばいいの?」「何が違うの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ポーリッシュポタリーと北欧食器の違いと共通点を、わかりやすくご紹介します。
ポーリッシュポタリーの特徴
ポーランドの陶器「ポーリッシュポタリー」は、すべて手作業で模様が描かれているのが大きな特徴。花やドット、動物モチーフなど、どこか素朴であたたかみのある柄が多く見られます。
素材は陶器で、厚みがあり丈夫。電子レンジ・オーブン・食洗機にも対応しており、見た目以上にタフな存在です。
さらに、模様はスポンジで一つひとつスタンプされたものが多く、同じシリーズでも微妙に表情が異なるのが魅力。「世界に一つだけ」の器を持つ喜びがあります。
北欧食器の特徴
一方で、スウェーデンやフィンランドなどで作られる北欧食器は、シンプルで洗練されたデザインが特徴。幾何学模様や自然をモチーフにした落ち着いた柄が多く、静かな美しさがあります。
素材には磁器やストーンウェア(半磁器)が使われることが多く、薄手でシャープな印象。色合いも白・グレー・ベージュ・ブルーなど、ナチュラルで統一感のある色調が中心です。
多くのブランドが工業生産でありながら、北欧のデザイナーたちが手がけた「機能美」が息づく器たちです。
違いはここにあります
両者の一番の違いは、“表情”と“雰囲気”にあるといえます。
ポーリッシュポタリーは、ひとつひとつ手作りのぬくもりがあり、素朴で親しみやすいデザイン。カラフルで楽しい柄が多く、テーブルをパッと明るくしてくれます。
北欧食器は、洗練されたシンプルさの中に、静かな美学が感じられます。無駄のない形と色使いは、**「余白」や「静けさ」**を大切にした北欧の暮らしをそのまま映し出しているようです。
また、使われている素材も異なります。ポーリッシュポタリーは陶器のため、やや厚みと重さがありますが、手に取った時の安心感があります。北欧食器は磁器や半磁器で、より軽く、すっきりとした印象です。
実は共通点もたくさん
違いがある一方で、ポーリッシュポタリーと北欧食器には共通点も多くあります。
まず、どちらも「使ってこそ魅力が増す器」であること。観賞用ではなく、“毎日の暮らしの中で使われること”を前提にデザインされているという点が共通しています。
次に、どちらも自然へのリスペクトが表現されているという点。ポーリッシュポタリーは草花や動物、北欧食器は森や季節の風景など、いずれも「自然と共に暮らすこと」が器に込められています。
さらに、両方とも耐久性に優れており、電子レンジ・食洗機が使えるものがほとんど。気軽に使えてお手入れも簡単なところは、忙しい現代の生活にうれしいポイントです。
どちらを選べばいい?
もし迷ったら、あなたの「暮らしのリズム」や「食卓の雰囲気」に合わせて選ぶのがおすすめです。
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食卓を明るく楽しい雰囲気にしたいなら → ポーリッシュポタリー
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落ち着いた大人の雰囲気を楽しみたいなら → 北欧食器
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家族で賑やかに使いたいなら → ポーリッシュポタリー
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すっきりしたスタイルが好きなら → 北欧食器
もちろん、どちらか一方にこだわらず、ミックスして楽しむのも素敵です。例えば、北欧食器の白いプレートに、ポーリッシュポタリーのカラフルなマグを添えれば、それだけで食卓にリズムと立体感が生まれます。
おわりに
ポーリッシュポタリーと北欧食器、見た目も手触りも異なるふたつの器には、それぞれに魅力があります。
でも共通しているのは、「器は暮らしを楽しむための道具」であるということ。大切なのは、あなたの毎日がほんの少し楽しくなる器を選ぶことです。
お気に入りのうつわと一緒に、今日のごはんをもっと特別にしてみませんか?
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