記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち
2025/05/14 05:55
オレンジワインとは?
近年注目を集めている「オレンジワイン」。名前だけ聞くとオレンジの果実を使っているように思われがちですが、実際には白ブドウを使って作られるワインです。オレンジワインの特徴は、白ワインの製造過程で赤ワインのようにブドウの皮や種を一緒に発酵させることです。これにより、白ワインにはない複雑な風味やタンニンが加わり、独特の色味と味わいが生まれます。
オレンジワインの発祥地
オレンジワインの発祥地はジョージア(グルジア)で、その歴史は約8000年にも遡ります。古代から続くワイン製造法を守り、伝統的にクヴェヴリ(大きな土器)を使って発酵・熟成させる方法が特徴です。現在ではイタリア、スロベニア、オーストリアなどでも広く生産されています。
主なブドウ品種
オレンジワインに使われる主なブドウ品種には、グルジア原産のルカツィテリやムツヴァネ、イタリアのトレッビアーノ、ピノ・グリージョ、フリウラーノなどがあります。これらの品種は、皮ごと発酵させることで独特のタンニンと色合いが生まれます。
アルコール度数
オレンジワインのアルコール度数は12〜14%程度が一般的です。通常の白ワインと比較すると、やや重めのものが多い傾向にありますが、製法や品種によって異なるため、購入時にはラベルを確認すると良いでしょう。
オレンジワインの味わい
オレンジワインは、ドライフルーツやハーブのような複雑な香りが特徴で、軽やかな酸味と少しの苦味が感じられることが多いです。タンニンがあるため、まるで赤ワインのような力強さを持ちながらも、白ワインのフレッシュさも併せ持っています。特に自然派ワインとして人気があり、ビオディナミやオーガニックの製法で作られていることも多いです。
オレンジワインに合うワイングラス選び
オレンジワインの特徴を最大限に楽しむためには、グラス選びが重要です。
ワイングラスの形状
オレンジワインはその複雑な香りと独特の味わいを楽しむため、少し広がりのあるボウル型のグラスが適しています。赤ワイン用のグラスでも問題ありませんが、あまり大きすぎないものを選ぶと良いでしょう。口が広がっているタイプは、香りがより広がり、ワインの持つ風味を引き立ててくれます。
カジュアルなシーンでのグラス選び
カジュアルに楽しみたいときには、ステムが短めのワイングラスや、あえてタンブラータイプのグラスを選ぶのも一つの手です。オレンジワインは自然派のラフな印象が強いので、カジュアルなグラスでも違和感がありません。
イッタラのレンピグラスで楽しむ
カジュアルなシーンで特におすすめなのが、イッタラの「レンピ(Lempi)」グラスです。シンプルでモダンなデザインが特徴で、ステムが短く安定感があるため、日常使いに適しています。オレンジワインのラフな魅力と相性が良く、香りもしっかり楽しめる形状なので、普段使いとしても重宝します。北欧食器やポーリッシュポタリーのカジュアルなコップで楽しむのも、気取らずリラックスできるスタイルとしておすすめです。
まとめ
オレンジワインは、その製法や味わいがユニークでありながら、幅広いシーンで楽しめるワインです。香りを楽しむためにはボウル型のグラスが最適ですが、カジュアルなシーンでは自由なスタイルで楽しんでみてはいかがでしょうか?
オレンジワインをお気に入りのグラスで楽しむ時間が、きっと特別なものになるでしょう。