記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち

2025/04/27 05:33

春の訪れとともに、店頭にも並び始める「ふき」。
ほろ苦い春の味覚として、毎年楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

しかし、実はこの「ふき」、地域によって調理方法がかなり違うことをご存じでしたか?
本日は、そんなふき料理の地域差とともに、ふきの季節をさらに楽しむための「北欧食器」と「ポーリッシュポタリー」のコーディネートについてもご紹介いたします。


関東風:出汁でじっくり煮る、上品な味わい

関東地方では、ふきを下茹でして皮をむき、出汁と薄口醤油、みりんでじっくりと炊き上げます。
やわらかく、出汁の旨みを含んだふきは、繊細で上品な味わい。

このような澄んだ料理には、北欧食器のシンプルな白磁のプレートがよく似合います。
たとえば、アラビアの「24h Avec」シリーズなど、控えめなデザインが料理の美しさを引き立ててくれます。


関西風:ふき本来の香りを生かす、薄味仕立て

関西地方では、出汁を活かしながら調味料を極力控えめにして、ふきの香りと食感を大切にするのが特徴です。

このナチュラルな味わいには、ポーリッシュポタリーの華やかな花柄プレートがおすすめ。
手描きの温かみある模様が、淡い緑色のふきを一層引き立て、春らしい食卓に彩りを添えます。


東北・北海道:保存食文化から生まれたふき料理

東北・北海道地方では、ふきを塩漬けや味噌漬けにして保存する文化が根付いています。
山菜採りの季節には、天然の山ふきを大量に収穫し、長期保存する工夫が伝えられてきました。

素朴な塩漬けふきを使った小鉢料理には、ポーリッシュポタリーの小皿がぴったり。
ころんとした丸みと、手作りならではの厚みが、山菜の滋味深さと調和します。


九州:甘辛く煮付ける、家庭の味

九州地方では、ふきを砂糖と醤油で甘辛く煮付けることが多く、しっかりとした味わいが特徴です。
鶏肉や油揚げと一緒に煮るレシピも人気で、まさに家庭の味そのもの。

このボリュームのある煮物には、北欧食器の深みのあるプレートや、ポーリッシュポタリーのボウルが相性抜群。
特に深皿タイプなら、煮汁をたっぷり含んだふきも美しく盛り付けることができます。


まとめ:春の恵みと食器選びを楽しんで

同じ「ふき」でも、土地の気候や食文化によって調理法はさまざま。
そこに北欧食器やポーリッシュポタリーを組み合わせることで、より豊かな春の食卓が生まれます。

お気に入りの器に春の恵みを盛り付けて、
味覚だけでなく、視覚でも季節を楽しんでみませんか?


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