記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち

2025/04/26 05:33

福岡のラーメン文化を味わい尽くす楽しみ方

福岡といえば豚骨ラーメンの本場。その中でもよく耳にするのが「博多ラーメン」と「長浜ラーメン」ですが、皆さんはこの2つの違いをご存じでしょうか?

どちらも白濁した豚骨スープに細麺という点では似ていますが、実は発祥や味のスタイルにそれぞれ個性があります。


博多ラーメンの魅力

博多ラーメンは、福岡市の博多地区で発展したスタイル。スープはとろみのある濃厚な豚骨。どっしりとしたコクがあり、一口すすればガツンとした旨味が広がります。細くてストレートな麺が特徴で、茹で加減も「バリカタ」や「ハリガネ」など細かく注文できるのが楽しいところ。

トッピングにはチャーシュー、きくらげ、紅しょうが、そして青ねぎ。特に紅しょうがの酸味が濃厚なスープにぴったり合うんです。

そして博多ラーメンといえば「替え玉文化」。一杯目の麺を食べたあとに、追加で麺だけを注文するシステムで、これもまた福岡ラーメンの楽しみのひとつですね。


長浜ラーメンの魅力

一方、長浜ラーメンは、福岡市の長浜という港町(かつて魚市場があったエリア)で生まれました。こちらのスープは同じ豚骨ベースながら、比較的あっさりとした味わい。市場で働く人たちが短時間でさっと食べられるように工夫されたのが始まりです。

麺も細麺ではあるものの、時間が経ってものびにくいように調整されており、忙しい現場向けの工夫が感じられます。トッピングにはチャーシューではなく、薄切りの豚肉がのることも。こちらも紅しょうがとの相性がよく、シンプルながら奥深い味わいです。


それぞれのラーメンに合う器とは?

濃厚な博多ラーメンには、深さがあって存在感のある器が似合います。ポーリッシュポタリーで言えば、しっかりとした重みと深さのある「シリアルボウル」タイプや、「スーププレート」などがぴったり。濃厚な白濁スープと青い絵柄が美しく映えるんですよね。

一方で、あっさりした長浜ラーメンには、少し浅めの軽やかなボウルが似合います。北欧食器であれば、リムのあるボウルや、白磁に繊細な模様が入ったものを選ぶと、やさしい豚骨スープの雰囲気を引き立ててくれます。


ラーメンは食文化の宝庫

博多ラーメンも長浜ラーメンも、それぞれの土地の暮らしや人々の工夫から生まれた味。食べ比べてみることで、単なる「豚骨ラーメン」以上の魅力を感じられます。

器との組み合わせまで考えると、食卓でラーメンを楽しむ時間がぐっと豊かになりますよ。

PAYSAGEでは、ラーメンに合うポーリッシュポタリーや北欧の器も取り扱っています。日々の食事をちょっと特別にするアイテムを、ぜひ見つけてみてくださいね。

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