記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち

2025/04/22 05:49

「一汁三采(いちじゅうさんさい)」——この言葉を聞いたことがある方は多いかもしれませんが、実際にどのような意味を持ち、日々の暮らしにどのように取り入れられるのか、意外と知られていないことも多いように思います。

今回は、この日本の伝統的な食事スタイル「一汁三采」について改めて見つめ直し、それをより豊かにする「器」の存在についても掘り下げてみたいと思います。


一汁三采とは?

「一汁三采」とは、基本的にごはんに「汁物1品」と「おかず3品」を組み合わせた食事スタイルのことを指します。具体的には、以下の構成です。

  • 主食(ごはん)

  • 一汁(味噌汁やすまし汁など)

  • 主菜(肉や魚など、たんぱく質を中心とした料理)

  • 副菜二品(野菜や豆、海藻などを使った小鉢)

このバランスは、栄養面においても非常に理にかなっており、和食の基本形として知られています。日本人の体に合ったヘルシーな食生活を自然と実現できるのが、この「一汁三采」の魅力です。


器で楽しむ、一汁三采の美意識

どんなに美味しい料理でも、盛り付けられる器が無機質では、食卓の楽しみは半減してしまいます。特に「一汁三采」のように、複数の料理を少しずつ味わうスタイルには、多様な器が活躍します。

1. 汁椀には、木の温もり

味噌汁や豚汁など、汁物には木製の椀がよく合います。手にしたときの温かみ、口当たりのやさしさは、陶器では味わえない特別なものです。

2. 主菜は平皿で堂々と

焼き魚や照り焼きチキンなどの主菜は、やや大ぶりの平皿や楕円皿にのせることで、見た目にも食欲が湧きます。北欧食器のようにシンプルで色味のある器なら、和洋問わず美しく調和します。

3. 副菜は小鉢で品よく

小さめの鉢や豆皿に副菜を盛ると、彩り豊かで品のある食卓に。ポーリッシュポタリーのような華やかなデザインの器なら、シンプルな料理でも華やかさを添えてくれます。


PAYSAGEおすすめの「一汁三采」に使える器

ポーリッシュポタリーの豆皿

野菜の和え物やお漬物にぴったり。小さくても存在感のあるデザインが食卓を引き締めます。

北欧食器のプレート

イッタラやアラビアのプレートは、主菜をしっかり受け止めてくれるサイズ感と上品な色使いが魅力です。和の料理にも不思議とマッチします。

クラウドボウル(カレー・汁物兼用)

カレー用としても人気のクラウドボウルは、実は具だくさんの豚汁やけんちん汁にも相性抜群。洋にも和にも使える万能ボウルです。


器を変えれば、日常が少し上質に

「一汁三采」は、ただの健康的な食事法ではありません。季節の食材を取り入れ、小さな器に心を込めて盛り付ける——そんな丁寧な暮らしの象徴でもあります。

お気に入りの器がひとつあれば、料理の時間も、食べる時間も、きっともっと楽しくなるはずです。ぜひ、器選びから一汁三采の魅力を体験してみてください。


PAYSAGEでは、日々の食卓を彩る北欧食器やポーリッシュポタリーの器を多数ご紹介しています。小さな豆皿から大きめのプレートまで、一汁三采のスタイルにぴったりの器を探してみてください。

👉 PAYSAGE - お気に入りの食器たち