記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち
2025/04/16 06:20

もちもちとした食感が特徴の料理といえば、韓国の「トッポギ」とイタリアの「ニョッキ」が代表的です。どちらも世界中で愛されている料理ですが、そのルーツや材料、調理法、そして食卓を彩る食器との相性まで、実は大きく異なります。
今回は、トッポギとニョッキの違いを明らかにしつつ、それぞれの料理をより美味しく、魅力的に演出できる食器の選び方についてもご紹介いたします。
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トッポギとは?
トッポギは韓国の伝統的な屋台料理で、もち米から作られた「トック(떡)」という棒状の餅を、コチュジャンベースの甘辛いタレで煮込んだ料理です。タレには砂糖や醤油が加えられ、甘さと辛さが絶妙に調和した味わいが特徴です。
ゆで卵、キャベツ、ねぎ、時にはチーズや魚のすり身などが加えられることもあり、食べ応えのある一品。日本でも近年人気が高まり、冷凍食品やレトルト商品でもよく見かけるようになりました。
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ニョッキとは?
ニョッキはイタリアの家庭料理で、小さな団子状のパスタです。じゃがいもを潰して小麦粉と混ぜ、卵でつなぎ、生地を小さく丸めて成形します。その後、熱湯で茹で、トマトソースやクリームソース、バターソースなどと和えていただきます。
柔らかくふんわりとした食感で、ソースの種類によって味わいが変化するのも魅力です。特別な技術がなくても家庭で作れることから、イタリアでは日常的な料理として広く親しまれています。
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トッポギとニョッキの違いとは?
まず、両者の一番の違いは原材料にあります。
トッポギはもち米を主成分としており、韓国の餅文化の延長線上にある料理です。一方のニョッキは、じゃがいもと小麦粉を練って作られる「パスタ」に分類されます。
次に、味付けと調理方法にも大きな違いがあります。
トッポギは甘辛いタレで煮込むスタイルで、しっかりとした味が食欲をそそります。ニョッキはソースと和えるスタイルで、どちらかといえば優しい味わいで、ソースの選び方で印象が変わるのが魅力です。
さらに、食感の違いにも注目です。
トッポギはモチモチとした弾力のある歯ごたえ。噛むたびにしっかりとした食感を感じます。一方でニョッキはふんわりやわらかく、口の中でホロっと崩れるような食感です。
このように、見た目や食感に共通点がある一方で、素材・調理・味わいのすべてが異なるのが、トッポギとニョッキの興味深いところです。
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食器選びの楽しみ – トッポギに合う器
トッポギの濃厚な赤いタレは、器によって印象が大きく変わります。おすすめは、深めのボウル型の器です。汁気が多いため、器の深さがあることで見た目も整い、食べやすさも向上します。
色は、白や青を基調とした器が特に相性抜群です。たとえば、北欧食器で人気の「ARABIA 24h Avec」や「Teema」シリーズのボウルタイプは、洗練された印象とともに、料理の鮮やかさを引き立ててくれます。
また、ポーリッシュポタリーのクラウドボウルは、ふちがゆるやかに立ち上がった美しい曲線が特徴。トッポギのような存在感のある料理にもしっくりと馴染み、かわいらしい柄が食卓に楽しい彩りを添えてくれます。
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ニョッキに似合う器とは?
ニョッキには、程よい深さと広がりを持ったプレートが理想的です。リム(ふち)が少し立ち上がっているプレートであれば、ソースが流れず美しく盛り付けることができます。
北欧食器なら、「ロールストランド スウェディッシュグレース」など、ナチュラルな色合いと繊細な模様が、ニョッキの優しい味を引き立ててくれるでしょう。
また、ポーリッシュポタリーの楕円皿や20cm前後のディナープレートもおすすめです。華やかな柄が、見た目にシンプルなニョッキに彩りを与えてくれます。青系やグリーン系のパターンは、特にクリームソースとの相性が良く、季節の野菜を添えて一皿の完成度を高めてくれます。
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まとめ:料理と器の相性を楽しむ
世界の家庭料理には、その土地の素材と文化がぎゅっと詰まっています。トッポギとニョッキも、形状や食感こそ似ているものの、まったく異なる背景と魅力を持つ料理です。
そんな料理をより美味しく、そして美しく楽しむためには、食器選びがとても重要です。料理に合った器を選ぶことで、見た目も味も、まるでワンランク上の食卓へと変わります。
もちもちした料理には、やわらかなラインを描く器や、落ち着いた色合いの食器がとても良く合います。日常のひとときを、少し特別な時間に変えてくれるのが「お気に入りの器」の力です。
PAYSAGEでは、北欧食器やポーリッシュポタリーを中心に、料理をより引き立てる器をご提案しています。ぜひこの機会に、あなたのお気に入りを探してみてください。
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