記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち

2025/04/14 05:45

こんにちは!今日は北欧デザインを語る上で外せない、iittala(イッタラ)の名作「Teema(ティーマ)」についてご紹介します✨
見たことある!持ってる!という方も多いかもしれませんが、そのデザインに込められた想いや、意外と知られていない歴史をご存知でしょうか?🤔


はじまりは「KILTA(キルタ)」という名前でした📘

Teemaのルーツは、1952年にフィンランドのARABIA(アラビア)から生まれた「KILTA(キルタ)」というシリーズにさかのぼります。

このKILTAをデザインしたのは、フィンランドデザイン界の巨匠、カイ・フランク(Kaj Franck)
彼が目指したのは、「飾らないことの美しさ」。
それまでの豪華なディナーセット文化に対して、「もっと自由で実用的な食器を作ろう!」という想いから誕生したのがKILTAでした。
食器棚の中で積み重ねやすく、毎日の食卓で気負わず使えることを大切にした、まさに“北欧らしさ”が詰まったシリーズだったんです💡


そして1981年、TEEMAが誕生🎉

KILTAは一度1974年に生産終了となりましたが、そのデザイン哲学は引き継がれ、1981年に**「TEEMA(ティーマ)」**として再登場します!
素材も磁器に変わり、オーブン・電子レンジ・食洗機・冷凍庫に対応✨
現代の暮らしにもぴったりな、機能性とデザイン性を兼ね備えた万能食器として、世界中にファンを広げていきました。


無駄を削ぎ落としたデザインの美学🎨

Teemaのデザインは、とにかくシンプル。
形は「円」「四角」「長方形」という基本の幾何学。そこに色だけが加わって構成されているんです。

実はこの「シンプルさ」こそが、一番難しい。
余計な装飾がないからこそ、フォルムや色の美しさ、食器としての使い勝手の良さが問われるんですね。

カラーバリエーションも時代によって変化していて、クラシックなホワイトやブルーに加え、最近では「パウダー」や「ハニー」など、淡くやさしいカラーも人気です🩵💛


ヴィンテージ好きさんも必見👀

Teemaの面白さのひとつは、時代ごとの“個性”があること。
裏面のスタンプ(バックスタンプ)は時期によって異なり、「ARABIA」時代のものや、「i」マーク、「iittala」ロゴのものなど、コレクター心をくすぐるポイントも!🧐

中にはすでに廃盤となったカラーやフォルムもあり、ヴィンテージ市場では今も人気が高まっています。


日常に寄り添う、長く愛せる食器🍴

Teemaが愛され続ける理由は、「使う人の暮らしに自然と溶け込む」こと。
特別な日だけじゃなく、朝ごはんにも、ランチにも、夕食にも。
和食にも洋食にも合うから、不思議と“毎日使いたくなる”存在なんです。

実際、わたしの家でも「今日はどの柄のポーリッシュポタリーにしようかな?」「でも、ティーマも捨てがたい…」と迷うこともしばしば(笑)
それくらい、ティーマの存在感は飽きがこなくて頼もしいんですよね😊


まとめ📝

iittalaのTeemaは、「毎日の暮らしを心地よくする」ために生まれた、まさに北欧デザインの真髄。
デザインの美しさだけでなく、実用性、耐久性、時代を超えた価値を持った食器です。

食器選びに迷っている方、長く愛せるものを探している方には、本当におすすめのシリーズ。
ぜひ一度、手に取ってみてくださいね👐✨


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