記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち
2025/04/07 06:21
ふとした瞬間、心がふわっと軽くなるようなことってありませんか?
朝、窓辺から差し込む柔らかな陽の光に気づいたとき。
お気に入りのカップに注いだコーヒーの香りに、思わず深呼吸したくなるとき。
夕食の食卓に並んだ料理と器の色合いが、偶然にも美しく調和していて「今日はなんだかいい日だったな」と思えるとき。
そんな何気ない日常の一コマに、私たちは確かなしあわせを感じています。
「しあわせの風景」とは、遠くにある特別なものではなく、すぐそこにある日々のくらしの中に静かに佇んでいるもの。
その小さな風景に気づくことができる感性こそが、私たちの暮らしを豊かにしてくれるのです。
器がもたらす、小さな贅沢
暮らしの中で「しあわせの風景」を形にしてくれる存在のひとつが、器です。
たとえば、北欧食器。
フィンランドやスウェーデンの食器は、自然の色彩を思わせる落ち着いたトーンやシンプルなフォルムが魅力で、日々の食卓にそっと寄り添ってくれます。無理に飾ることなく、ありのままの食材の美しさを引き立ててくれる静かな存在感があります。
そして、ポーリッシュポタリー。
ポーランド南西部・ボレスワヴィエツの街でつくられるこの陶器は、職人がひとつひとつ手作業で仕上げた手描き模様が特徴的です。草花や動物をモチーフにしたデザインは、どこか素朴であたたかく、見るたび、使うたびに心が和らぎます。
特別な日のためではなく、「ふつうの日」を特別にするための器たち。
朝ごはんにパンと目玉焼きをのせたプレートや、疲れた日の夜にあたたかいスープをよそうボウル。
そんな日常のワンシーンにこそ、器の力が静かに効いてくるのです。
しあわせは、つくり込むものではなく「気づく」もの
私たちはつい、「しあわせ」を大きな目標のように考えてしまいがちです。
でも本当は、特別な出来事や遠い場所ではなく、日々の何気ない瞬間のなかにこそ、しあわせの本質は宿っています。
お気に入りのマグカップで飲む朝の紅茶。
家族で食卓を囲むひととき。
子どもと並んでつくった、少しいびつなクッキー。
雨の日にお気に入りのプレートに盛りつけた、あつあつのカレーライス。
どれも、かけがえのない風景です。
誰かに見せるためではなく、自分の心がふっとほぐれる、そんな時間を大切にしていきたいですね。
しあわせは、探しに行くものではなく、暮らしのなかに「気づく」もの。
その感覚を取り戻すと、いつもの日常が少しずつ彩りを取り戻していくように感じられます。
暮らしの中に、自分だけの風景を
器には「記憶」を宿す力があります。
あのとき使っていたカップ、旅先で出会ったプレート、誰かにもらったお気に入りのボウル。
その器を使うたびに、過去の風景や気持ちがふわりと蘇ることがあります。
PAYSAGEでは、そんな**「記憶に残る器」**との出会いをお届けしています。
ポーランドの伝統を受け継ぐポーリッシュポタリーや、暮らしに馴染む北欧食器たち。
どれも丈夫で扱いやすく、電子レンジやオーブンにも使える実用性がありながら、見た目も心をくすぐる美しさがあります。
少しずつ、お気に入りの器を集めていくことで、暮らしに自然と彩りが加わっていきます。
そして気づけば、食卓の風景そのものが「自分だけのしあわせのかたち」になっているはずです。
今日の一皿に、しあわせを
毎日忙しく過ごしていると、「ていねいな暮らし」や「心豊かな時間」は遠いものに感じるかもしれません。
でも、ほんの少し器にこだわるだけで、日常はたちまち心地よくなる。
お気に入りの一皿に、普段の料理を盛りつけてみる。
テーブルの上に小さな花を飾ってみる。
お気に入りのマグでお茶を淹れて、数分間だけでもぼんやりしてみる。
その小さな積み重ねが、気づけば心を満たし、「しあわせの風景」になっていくのです。
▶PAYSAGE - お気に入りの食器たち
あなたの暮らしにも、そっと寄り添う器を見つけてみませんか?
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