記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち

2025/03/01 05:54


北欧食器の代表ブランド「グスタフスベリ(Gustavsberg)」

北欧食器の中でも特に人気のあるブランド「グスタフスベリ(Gustavsberg)」は、1825年にスウェーデン・ストックホルム郊外で創業しました。シンプルで美しいデザインが特徴で、特にミッドセンチュリー期(1950〜1960年代)には世界的に高い評価を受けました。

北欧食器をお探しの方におすすめのグスタフスベリは、スティグ・リンドベリやリサ・ラーソンなど、スウェーデンを代表するデザイナーたちが手がけた作品を多数展開しており、現在も多くの人々に愛されています。

グスタフスベリの特徴と魅力

グスタフスベリの北欧食器は、デザイン性と機能性を兼ね備えた逸品です。特徴を以下にまとめました。

  • ユニークなデザイン:柳の葉をモチーフにした「サリックス(Salix)」や、幾何学模様が特徴的な「ベルサ(Bersa)」など、時代を超えて愛されるデザインが豊富。

  • 耐久性のある品質:高温で焼成されることで、耐久性と美しさを兼ね備えた製品に仕上がる。

  • スウェーデン国内生産:現在もスウェーデン国内の工房で手作業に近い製法を維持。

ミッドセンチュリー期の製造方法と北欧食器のこだわり

ミッドセンチュリー期は、北欧デザインが世界的に注目された時代であり、グスタフスベリも新たな試みを積極的に取り入れました。この時代の製造方法の特徴を見てみましょう。

1. 手作業と機械化の融合

グスタフスベリは、職人による手作業と機械化のプロセスを組み合わせることで、品質を維持しながら生産性を向上させました。型を用いた成形技術が広く取り入れられ、多くの人々に手の届く価格で提供できるようになりました。

2. 高品質な原材料の使用

製品の耐久性と美しさを実現するために、厳選された粘土と釉薬が使用されました。釉薬の技術が発展し、光沢のある表面や独特の色合いが生み出されました。

3. デザイナーとの緊密な協力

スティグ・リンドベリをはじめとする著名なデザイナーが関わり、製品のデザインと製造プロセスが密接に連携。試作と調整を繰り返し、アートと機能性を両立させた作品が誕生しました。

4. 伝統的技術の継承

グスタフスベリは、19世紀から続く伝統的な製造方法を現代に引き継いでいます。当時のデザインを復刻し、可能な限り当時の原材料を使用して生産を行うことで、オリジナルの風合いと品質を再現しています。

まとめ

北欧食器の中でもグスタフスベリは、伝統と革新を融合させた独自の魅力を持っています。特にミッドセンチュリー期には、機械化と職人技の融合、高品質な素材の使用、デザイナーとの密接な協力により、世界に誇る名作を数多く生み出しました。

現在もグスタフスベリは、当時の製法を生かした復刻版を展開し、北欧デザインの魅力を伝え続けています。北欧食器をお探しの方は、ぜひグスタフスベリの温かみのあるフォルムと機能美を日常の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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