記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち
2025/02/14 06:17
イタリアの代表的なチーズ「ペコリーノ・ロマーノ」と「パルミジャーノ・レッジャーノ」。どちらも料理に欠かせないチーズですが、実は特徴や使い方が大きく異なります。本記事では、それぞれの違いやおすすめのレシピについてご紹介します。
ペコリーノ・ロマーノとは?
ペコリーノ・ロマーノは、羊のミルクから作られるハードチーズで、塩気が強く、シャープな風味が特徴です。古代ローマ時代から食されており、現在もイタリア中部を中心に生産されています。
特徴
原料:羊乳(ペコリーノは「羊のチーズ」の意味)
熟成期間:最低5ヶ月
風味:塩気が強く、ややピリッとしたシャープな味
用途:パスタやサラダのトッピング、肉料理のアクセントに最適
パルミジャーノ・レッジャーノとは?
パルミジャーノ・レッジャーノは、「チーズの王様」とも呼ばれるイタリア北部の伝統的なチーズです。牛乳から作られ、ナッツのような香ばしさとコクのある味わいが特徴です。
特徴
原料:牛乳
熟成期間:最低12ヶ月(長いものは36ヶ月以上)
風味:コクがあり、ナッツのような香ばしさと甘みがある
用途:パスタ、リゾット、スープ、サラダ、ワインのお供として
使い分けのポイント
原料:ペコリーノ・ロマーノは羊乳、パルミジャーノ・レッジャーノは牛乳
風味:ペコリーノ・ロマーノは塩気が強くシャープ、パルミジャーノ・レッジャーノはコクがあり香ばしい
熟成期間:ペコリーノ・ロマーノは5ヶ月以上、パルミジャーノ・レッジャーノは12ヶ月以上
料理:ペコリーノ・ロマーノはカルボナーラやアマトリチャーナ向き、パルミジャーノ・レッジャーノはリゾットやミネストローネ向き
ペコリーノ・ロマーノは塩気が強いため、パンチのある味付けにしたい料理に向いています。一方、パルミジャーノ・レッジャーノはナッツのような旨味があるため、幅広い料理に使いやすいチーズです。
おすすめレシピ
1. 本格カルボナーラ(ペコリーノ・ロマーノ使用)
材料(2人分)
スパゲッティ:200g
卵(全卵+卵黄):2個
ペコリーノ・ロマーノ(すりおろし):50g
パンチェッタ(またはベーコン):80g
黒こしょう:適量
オリーブオイル:少々
作り方
パンチェッタを細かく切り、フライパンでカリッと炒める。
ボウルに卵、卵黄、ペコリーノ・ロマーノ、黒こしょうを入れて混ぜる。
スパゲッティを茹で、茹で汁を少量加えながら1のフライパンに入れる。
火を止めて、2の卵ソースを絡め、クリーミーに仕上げる。
仕上げにさらにペコリーノ・ロマーノと黒こしょうをふりかけて完成!
2. パルミジャーノ・レッジャーノのリゾット
材料(2人分)
米(イタリア米・または無洗米):150g
玉ねぎ(みじん切り):1/2個
白ワイン:50ml
野菜ブロスまたはチキンスープ:500ml
パルミジャーノ・レッジャーノ(すりおろし):50g
バター:20g
オリーブオイル:適量
塩・こしょう:適量
作り方
鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎを炒める。
米を加え、透き通るまで炒めたら白ワインを加える。
スープを少しずつ加えながら、米がアルデンテになるまで煮る。
火を止め、バターとパルミジャーノ・レッジャーノを加えて混ぜる。
塩・こしょうで味を調え、お好みでさらにチーズをトッピングして完成!
北欧食器とポーリッシュポタリーの食器との相性
ペコリーノ・ロマーノやパルミジャーノ・レッジャーノを使った料理は、北欧食器やポーリッシュポタリーの食器とも相性が抜群です。
北欧食器はシンプルで洗練されたデザインが多く、リゾットやカルボナーラのようなシンプルな料理を引き立てる。
ポーリッシュポタリーの温かみのあるデザインは、チーズをたっぷり使った料理のカジュアルな雰囲気にぴったり。
食卓を彩る際、北欧食器にはシンプルな白やブルーの器を、ポーリッシュポタリーには華やかな柄のプレートやボウルを合わせるのがおすすめ。
ぜひ、お気に入りの食器でチーズ料理を楽しんでみてください。