記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち

2024/11/18 05:27

世界の料理文化を眺めると、スパイスを中心とする料理とハーブを中心とする料理があることに気づきます。どちらも料理に香りや味わいを与える重要な存在ですが、その使い方や文化は地域によって大きく異なります。そして、日本の料理はそのどちらとも異なる独特の位置づけにあります。この記事では、スパイスとハーブを軸に世界と日本の料理文化を詳しく見ていきましょう。


スパイスの国:刺激と深みのある味わい  

スパイスは、乾燥させた種子、果実、根、樹皮などを使い、料理に香りや深い味わいをもたらします。以下はスパイスを主役とする国々の特徴です。

- インド  
  ターメリックやクミン、クローブなどを絶妙に組み合わせたカレーやマサラ料理が特徴。温かいスパイスたっぷりのインド料理は、色鮮やかな器に盛り付けることでさらに魅力が引き立ちます。  

- 中東  
  スパイスブレンド「ザタール」やクミンを効かせた料理は、香り高く豊かな味わいが特徴です。陶器の温もりを感じる食器が料理のエキゾチックな雰囲気にマッチします。  

- 東南アジア  
  唐辛子やガランガルなどスパイスとハーブを融合させた料理が多いのが特徴。手作りの陶器に盛ることで、家庭の温かみを感じられる食卓に仕上がります。  


ハーブの国:爽やかさと繊細さの世界  

ハーブは新鮮な葉や茎を使い、料理に清涼感や繊細な香りを与えます。

- イタリア  
  バジルやオレガノを効かせたトマトソースのパスタは、食卓を明るくする存在。繊細な模様が施された器に盛り付けると、料理の色合いが引き立ちます。  

- フランス  
  タイムやローズマリーを使ったスープやシチュー。シンプルながらも優雅な食器でテーブルセッティングすることで、特別なひとときを演出できます。  

- 地中海沿岸  
  パセリやミントを添えた魚介料理やサラダが中心。白地にブルーの装飾が美しいポーリッシュポタリーのプレートは、爽やかな料理と相性抜群です。  


日本:スパイスでもハーブでもない「薬味の国」  

日本料理では、スパイスやハーブを控えめに使い、「薬味」として料理を引き立てるのが特徴です。  

- スパイス  
  山椒やわさびは料理にアクセントを与え、七味唐辛子は温かい料理をピリッと引き締めます。手作りの陶器に盛り付けると、和の趣がより深まります。  

- ハーブ  
  シソや三つ葉、柚子は、爽やかな香りを添える重要な存在。食器選びも料理を引き立てる鍵。和の料理には落ち着いた柄の器がぴったりです。  


ポーリッシュポタリーと料理の美しい関係  

料理文化が多様であるように、盛り付ける食器にもその国の文化や特色が表れます。その中でも、ポーランドの手作り陶器「ポーリッシュポタリー」は、どんな国の料理とも驚くほど自然に調和します。  

例えば、スパイスをふんだんに使ったインド料理や中東料理をポーリッシュポタリーの深皿に盛り付ければ、手作りの温かみが料理の魅力をさらに引き立てます。繊細なハーブを彩る地中海料理には、白地に青の花模様が映えるプレートがぴったり。日本料理においても、和の美意識に通じる落ち着いたデザインが料理を優雅に演出します。  


まとめ  

スパイスの国では刺激と深み、ハーブの国では爽やかさと繊細さが重視され、日本では出汁や薬味が中心に。文化が違えば料理も違いますが、どんな料理も愛情を込めて盛り付ける器ひとつで、また新しい表情を見せてくれます。  

ポーリッシュポタリーは、スパイスとハーブ、そして和の「出汁の国」をも包み込む不思議な魅力を持つ器です。ぜひ、お気に入りの料理をポーリッシュポタリーに盛り付けて、世界の味わいをあなたの食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか?