記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち

2024/10/05 05:43

目次

- 1. はじめに
- 2. 法規制の基本
- 3. 陶器製品に関する規格基準
- 4. 検査方法と費用
- 5. 輸入手続きと安全性
- 6. 安全な食器の選び方

1. はじめに

輸入された陶器の食器を安心してご利用いただくためには、食器が厳しい食品衛生法に基づく検査を受けていることが重要です。日本では、すべての食器が消費者の安全を守るために規定された基準をクリアしなければなりません。本ガイドでは、陶器製の食器がどのような検査を受け、その検査にはどのような費用がかかっているかを説明します。これにより、お客様が輸入食器の安全性を理解し、安心して購入いただけることを目指しています。

2. 法規制の基本


2.1 食品衛生法とは
食品衛生法は、日本国内で販売される食品や食器に対して、厳格な安全基準を設けています。輸入される陶器の食器もこの法律に基づき、特定の有害物質が含まれていないかどうかを検査する必要があります。

2.2 陶器製品に適用される規制
陶器の食器は特に鉛やカドミウムなどの有害物質が溶出しないかどうかを検査します。これにより、食器が使用される際に人体に有害な物質が影響を及ぼさないことを確認します。

3. 陶器製品に関する規格基準


3.1 基準値
- 鉛溶出量:120μg/ml以下
- カドミウム溶出量:70μg/ml以下

陶器製食器がこれらの基準を満たしているかどうかは、厳密な検査によって確認されます。

4. 検査方法と費用


4.1 検査の流れ
陶器製品は、鉛やカドミウムの溶出を検査するために、専門の検査機関で厳密に検査されます。例えば、食器の飲食に直接触れる部分や内面全体、外面の特定範囲に対して試験が行われます。

4.2 検査にかかる費用
輸入された陶器の食器は、以下のような検査費用が発生しています。

- 鉛溶出試験費用:1検体につき15,000円~25,000円
- カドミウム溶出試験費用:1検体につき15,000円~25,000円

これらの費用は、製品の安全性を保証するために必要なものであり、輸入業者が負担して適切な検査を受けています。このため、販売されている食器はすでに法律で定められた基準に適合していることが保証されています。

5. 輸入手続きと安全性

輸入業者は、陶器製食器を日本に持ち込む際に、食品衛生法に基づく届出と検査を行い、すべての手続きが完了して初めて国内で販売できるようになります。また、万が一基準を満たさない製品が発見された場合、厳しい指導や回収が行われます。

6. 安全な食器の選び方

お客様が輸入食器を購入する際、安心してお使いいただくためには、以下の点に注意してください。

1. 信頼できる店舗での購入  
   検査証明書が確認できる販売店を選び、検査をしっかり受けた製品を購入しましょう。

2. 製品表示の確認  
   製造国や材質、使用上の注意事項が明確に表示されている製品を選びましょう。

3. 製品の状態チェック  
   釉薬のむらやひび割れ、欠けなどがないか確認し、異常がない製品を選んでください。

最終アドバイス
陶器製食器は、美しさと実用性を兼ね備えた商品ですが、その安全性を確保するためには法律に基づく検査が不可欠です。お客様が購入される食器には、この検査費用が含まれており、それにより安心して長くご使用いただける製品が提供されています。


PAYSAGE / ペイザージュでは、これらの厳格な基準を満たした食器のみを販売しています。安心してお買い求めください。ご不明点があれば、お気軽にお問い合わせください。