記事 | PAYSAGE-お気に入りの食器たち
2025/03/16 06:34
日本には、お酒を楽しんだ後に「締め(しめ)」として食事をとる文化があります。飲んだ後に胃を落ち着かせたり、余韻を楽しんだりするために、地域ごとに特色ある「締め」料理が発展してきました。今回は、全国の個性的な締め文化を紹介します。
全国共通の「締め」メニュー
まずは、日本全国でよく見られる定番の締めメニューを紹介します。
🍜 ラーメン
飲み会の締めの王道。特にこってり系のラーメンが人気で、飲んだ後のスープの旨みがたまらないと多くの人に支持されています。
🍚 お茶漬け
あっさりとした締めを好む人に人気。サラサラと食べやすく、出汁の香りがほっとする一品。
🍣 寿司
東京などでは、お酒の締めに軽く寿司をつまむ人も。酢飯が胃にやさしく、さっぱりした後味が魅力。
🍙 おにぎり
ラーメンほど重くなく、ほどよい満足感が得られるため、シンプルながら人気の締めメニュー。
地域ごとのユニークな「締め」
🏔 北海道:締めパフェ&スープカレー
札幌では「締めパフェ」が人気。飲んだ後に甘いものを食べてリフレッシュする文化が定着しています。また、スパイシーでコクのある「スープカレー」を締めにする人も。
🍎 東北:稲庭うどん&味噌貝焼き
秋田では、飲んだ後にあっさりとした「稲庭うどん」をすする人が多く、青森ではホタテの貝殻を使った「味噌貝焼き」が人気の締め。
🏯 関東:深夜ラーメン&寿司
東京では深夜営業のラーメン店が多く、「締めラーメン」が定番。江戸時代の名残で、寿司を締めにする文化も根付いています。
🔥 関西:締めカレー&うどん
大阪では「締めカレー」が人気で、スパイスの刺激が酔い覚ましにもなると言われています。また、京都では「にしんそば」や出汁の効いた「うどん」が定番。
⛩ 広島:汁なし担々麺&お好み焼き
広島で人気の締めは「汁なし担々麺」。シビ辛の味付けが特徴で、飲んだ後のシメにピッタリ。また、広島お好み焼きをシェアしながら楽しむのも地元ならではの締め文化。
🍜 九州:豚骨ラーメン&焼きラーメン
福岡では「締めラーメン」といえば豚骨ラーメン。博多や長浜のラーメン屋は深夜まで営業しており、飲んだ後の定番コースになっています。また、スープなしの「焼きラーメン」も人気。
🏔 中部・北陸:締め蕎麦&味噌煮込みうどん
長野や新潟では、締めに「ざる蕎麦」を食べる文化があり、名古屋では濃厚な「味噌煮込みうどん」が人気。
まとめ
「締め」の文化は全国各地で個性豊かに発展しており、ラーメン派、あっさり派、スイーツ派など、人によってさまざまです。飲み会の最後に、その土地ならではの締めを楽しむのも旅の醍醐味のひとつ。次回の飲み会では、ぜひ地域の「締め文化」に注目してみてはいかがでしょうか?