ポーリッシュポタリーの土と制作工程

BOLESŁAWIEC(ボレスラウィエック)の土の特徴

BOLESŁAWIECの土の特徴は、非常に粘土質であることです。

この土はシリカやアルミナなどの鉱物から構成されており、その含有量が高く、陶器を作るには非常に適しています。

また、この土は耐久性に優れており、高温で焼くことができるため、硬く耐久性の高い陶器を作ることができます。BOLESŁAWIECの土は、ポーランドの他の地域の土と比較しても、その特徴的な色合いや質感があり、ポーランドの伝統的なポーリッシュポタリーの製造に適しているとされています。


ポーリッシュポタリーの制作工程

  1. ⅰ)土の準備:BOLESŁAWIECの土を掘り出し、適切な大きさに切り分けます。その後、不純物や石などを取り除き、水で洗浄して砕いた鉱物を加え、練りこみます。

  2. ⅱ)成形:練りこまれた土を成形機にかけて、陶器の形に成形します。主に手作業で行われます。

  3. ⅲ)デザイン:陶器が成形された後、手作業でポーリッシュポタリー特有の装飾が施されます。独自の伝統的なデザインや模様を使い、様々な色で彩られます。

  4. ⅳ)乾燥:デザインが施された陶器を室温で乾燥させます。乾燥には時間がかかりますが、急いで焼くと割れる可能性があるため、慎重に行われます。

  5. ⅴ)焼成:乾燥が完了した陶器を高温の窯に入れ、約10時間焼きます。その後、窯から出して自然冷却させます。

  6. ⅵ)仕上げ:焼成後、陶器を仕上げます。主に研磨機で表面を磨いたり、ハンドルやフチを取り付けたりします。

以上が、ポーリッシュポタリーの制作工程です。


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